吉田拓郎 '79篠島アイランドコンサート
ひえー、このパッケージはひどい。醜悪だ。

「ぐさり!! 拓郎ビデオ。」である。やんなっちゃうなあ、もう。
おまけにフォーライフの旧ロゴまで持ち出す始末であるぞ。

なーにがsince1975だ。フォーライフ・レコードは2000年に倒産しておるではないか。
現行の別会社、フォーライフ・ミュージック・エンタテイメント(以下FLME)が遺産を継承しているだけに過ぎないのを思い知れ。つか、現在も苦しいのね。過去のライブラリで商売しなきゃなんないとこみると。中の折り込みにも旧フォーライフの音源の数々をSHM-CDにしたり、猫5をインディーズ盤から買い取り、リニューアルして発売とか、原田真二のファーストアルバムを再発したり…。
旧家型ロゴを持ち出したくなるのも同情に値するところか…。
しかし、FLME、ええ仕事しまっせ~。
あの篠島のフィルムコンサートの画像ノイズを取り除き、加えてデジタルリマスターした音源のシンクロ作業もさぞ大変であったろう。
4年前のつま恋のデジタルリマスター盤も快挙であったが、今回もかなり労されたことは伝わる。
5.1ch、そらもうホームシアター大活躍ですがな。観客の拍手もちゃんと後方から聞こえてくる。
今まで聞こえてなかった楽器の音さえくっきりと聞こえるし。エルトンの弾くCP80もしっかり聞こえる。これはスゲー。
おおー、「あゝ青春」に続いて「狼のブルース」だ。人生を変えたあの日の記憶がよみがえる。
タンクトップで野宿していたので、両肩が日焼けして皮もむけ、頭上で拍手するのに肩がヒリヒリして痛かったっけ…。
「落陽」では会場全体が真っ赤なライトに照らされた記憶がよみがえってくる。
青山のムーンサルトも絶好調だ。

手を叩いて絶唱するヒゲのおっさんも健在だ(当たり前か)。
青山徹は当時、ムーンサルトはストラトやレスポールの音がこれ一本で出せるからいい、とか言ってたけれど、逆にムーンサルトでしか出し得ない音がある。「されど私の人生」のハイノートのギターソロである。こんなフレーズやニュアンス、ムーンサルトでしか出せないぞ、本当に。自分も弾いてるから言うんだけど。
とにかく、画質の良さ、音の良さがダントツに光るものに仕上がってました。
旧作を持ってる人も買いでしょう。
ただし、なんかダイジェスト版みたいな軽さはちょと気になったな。
もちろん、酒の歌を歌いたいと、「ペニーレインでバーボン」は入ってないし。
「たえこ MY LOVE パートIII」くらい追加で入れてくれても良かったのにな。
しかし、5.1chの篠島「人間なんて」はつま恋'75のそれより凄いぞしかし。

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